撮 影 日 記
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| 平成16年12月2日:南房総・亀山湖周辺 ここのところ微熱が続いてシャキッとしない。風邪だろうと思うが,その症状は全くない。お腹の調子も通常。いささかボーッとするのみ。 今日は所属クラブの撮影会だが,昨夜幹事さんには体調不良で参加できるかどうか分からないと言う無責任な回答をした。朝起きると微熱は感じない。エイ,ヤッ!と出かけた。お馴染みの長崎キャンプ場近辺の紅葉は盛りに近く花でいえば八分咲きであるが,日が射す山間は紅葉を絡めた陰陽をみせ,湖面には時折釣り船も浮かび,被写体として文句はない。ところがカメラを構えると,手も体も小刻みに震えだすのでる。横着を構えて三脚なしで臨んだのだが,三脚なしは珍しいことではなく, 最近では主流の撮影スタイルである。いくら足を踏ん張っても両脇を閉めても腰を落としても,ファインダーの中の光景は,ブルブルとして定まらない。ISO感度でシャッター・スピードを稼ぎ,勿論手ぶれ防止もONにしてシャッターを押そうとするのだが,カメラはユラユラと動くである。ここ2,3日は炬燵に入って横になったり起き出してパソコンに向ったりという過ごし方をした所為で,体がまだ眠っているのだろうか。RAWのデータを見ると,60枚位撮った前半の半分ほどは,1/160秒でもブレているのである。小一時間が過ぎた後半は,こうした症状が治まってきたが,いい光景に向かい合ったのはこのブレブレを量産した前半であった。ここを撮りなをす気力もなく,しかも,後半は駄作ばかり。結局,作品として提出できるものは皆無。 翌日には微熱もなくなった。カメラの腕を鈍らせたこの微熱は何だったのだろう。私はこういう訳の分からない微熱のときは,知恵熱だと思うことにしているが,この年になってどういう知恵が身に付きこうとしているのだろうか。考えてご覧!いろいろあるじゃないかと自らに言い聞かせているころだが,単なる身体軟弱に起因しているだけであることも承知している。 平成16年12月21日:南房総・鋸南町の水仙の里 12月には入ってからの暖冬のお陰で,鋸南町の水仙の里は,花真っ盛りだという。この時期にここを訪れるのは初めてだが,残り紅葉と水仙の両方を楽しむことが出来そうだと,出かけた。 辺り一面白い花に埋め尽くされていた。おそらく初めてみる花盛りである。花を切って取り揃えておられるおばあさんに‘ご精が出ますね。少し写真を撮らせてください’と挨拶をし たら,‘精は出ませんよ。こんなんじゃ!’との返事。例年なら,年末近くになるとつぼみの段階のものを正月花として切っていくのだが,今年は20日頃に満開となり,出荷に値するつぼみ状態の花が殆どないとのこと。おばあさんは,ここに来る見物人に買ってもらうべく,花束を作っておられるのである。‘今年はいつもの三分の一だね。値段は高いが,こう少なくちゃ!’ご主人は花の蕾がびっしり付いた梅の小枝を切ってこられた。‘これも市場に出すか!’ 水仙を一束買って,写真撮影に戻った。 年明け1月中旬から2月初めに,もう一度行って見よう。どういう花畑になっているのだろうか。年末の出荷がどんな状況で終わったのかも聞いてみたいが,お節介すぎるかな。 back index next |