撮 影 日 記
平成18年5月


平成18年5月1日茨城県鹿島神宮 流鏑馬:人に甘くするな!
 鹿島神宮社伝というものによれば,鹿島の宮の創建は初代神武天皇即位の年とあるそうで,およそ2660年ほど古い伝統を持つお社である。毎年5月1日には,赤頭巾をかけた童女(‘昔の童女’も多数参加)が田植姿となり田植舞を奉納,その後流鏑馬奉納が鹿島流流鏑馬により行われる。
 最近仲間内で流鏑馬撮影が流行っており,経験のない私も一度は撮ってみた行事である。白鳥撮影で流し撮りはお手のもの,いい写真を撮ってやろうじゃないかと,勢い込んで出かけた。
 馬が疾走する馬場は,長さ約250m位だそうだが,そこは,杭の間に貼られたロープでガードされ,さらにそのロープから5メートル程離れて同じようにロープが張られて,その外側に見物の為の場所が設定されている。
 三脚につけたカメラを馬のスタート地点に向け,そこから人馬が走り出して私の陣取った場所から10メートル程の先の第一の的を射て,私の前を走り去るという一連の状況を何回かシミュレーションしてみるのだが,何の支障もなく狙ったシーンが撮影できるという確信が出来た。
 馬場のお清めなどの神事が始まった頃,「ここに二人立ってお邪魔ではありませんか。」と姉妹と思える二人の淑女(ハッ!とするほどの美人姉妹)が,私に挨拶してきた。「大丈夫ですよ。」と答えて,近頃ではありえない丁寧な方たちだとひとしきり感心した。
 このシミュレーション成功の判断と,この二人に「大丈夫ですよ!」と言ったことは,私の大失敗だった。
 馬が走り出すや,見物人はグッと体を前にせり出し,ロープはグンと馬場のほうに張り出してしまう。三脚を構えた位置では,走ってくる人馬は見えなくなった。一番大きく前にせり出るのが,この美女二人である。二人のところでロープは切れんばかりに前に張り出してしまう。二人で完全に私の視界を遮ってしまう。馬が走る回数が重なるにつれ,見物人も二人も前に前にと出て行く。私は,二人に「そんなに出るなよ。後ろの人のことも考えろよ。」と注意した。前への動き出しは遅くなったが,出てしまうことに変わりはない。私は無視された。連れらしい男性が二人に合流したから,二人の様子を観察してもらい,注意してくれと頼んだが,「まあ,我慢してくれ」と私に言う。この男性と喧嘩しそうになったが,堪えた。それでも目立って前に出る見物人に出ないよう注意をしていたら,やはり私と同じようなことをやっているカメラマンが居られた。自然に二人で混乱・無軌道振りを整理をする形になったが,なんとも気分の悪い撮影であった。
 皆がその場で見物すれば,全員が一部始終を見ることが出来る馬場・見物スぺースが設定されているのである。やはり,ここでも大衆は無能であった。そして私は何時ものように,こういう場面での無力感を味合うのである。

 三脚だから1/15秒で撮ろうと思っていたが,手持ち1/30秒となった。このときの写真の出来に関する話は,下記の二つのBLOGをご覧頂きますよう。
               BLOG RAW調整比較
               BLOG RAW調整比較・補足

平成18年5月20日
千葉市内・京成バラ園
 花の撮影は,すぐに飽きが来てしまう。10枚も撮ればもうお終いという気分になる。全く花の写真が上手くならないにはこのような訳がある。

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