スイス・アルプス紀行氷河特急に乗りツェルマットへ:2002年7月9日 氷河特急 サン・モリッツから次の滞在地ツェルマットへ移動。 標高1,775mのサンモリッツから,最低標高604mまで下り,最高標高2,033mに登ってまた670mに降りて,終点ツェルマット1,604mに到達すると言う山岳鉄道。 スパイラル・トンネルあり,アプト式ラックレ−ル軌道あり,急坂のために車両数を短くするための車両再編成あり,と道中は賑やかで,約270km位を9時間半かけてこの特急は走る。 車両再編のための停車が一時間半だから,実質8時間。時速34kmで疾走することになる。ファ−ストクラスというものの,やや広めの4人用ボックス席。昼食は車内食堂。仔牛のクリ−ム煮。今までの食事で一番美味いなかなかの味。
線路がカ−ブにさしかかると,車両数が多い後に向けて窓からカメラを差し出し(体を乗り出す出すことはしない:Don't lean outに忠実に従う),めくら打ち。 カ−ブと良い景色は必ずしも一致しないので,どんな写真になるかは,出たとこ勝負である ディセンティスという小さな村で車両再編のための一時間半の途中下車。スイス最古と言われるのベネディクト派修道院を見学し,小さな繁華街を歩いて時間を過ごし,駅でピクニック帰りか何かの子供達が輪になって踊る様子を写真に撮る。 氷河特急と言うが,途中,氷河を見ることはなかった。 ツェルマット
なんと賑やかな街か。行き交う人,商店の中でぶっつかる人が殆ど日本人であるから,建物や商店の品物の日本との違いを除けば,外国にいる感じは薄い。 メインストリ−トには,観光用やホテルの客送迎用の馬車がトコトコと走っており,辺り構わず糞を落とす。新しい落し物から匂いもするし,踏みつけないように下を向いて歩く必要があるという,なんとも納得し難い‘国際観光’都市である。 自然環境保護政策のもとで,ガソリン使用の車はこの街には入れず,電気自動車が走りまわっているが,これが人込みの中を走るときも決して後ろからクラクションを鳴らさない。我慢強くスペ−スが出来るのを待ち,通れるようになるや否やス−ッと横を走り過ぎるので,突然に後から出現する車にアッと驚くこともしばしばである。これ(音を出さない),街での決め事なのだろうな,と思っている。 今晩から3泊のホテルは,五つ星のツェルマッタ−ホフ。快適な部屋である。 窓からは左手にマッタ−ホルン(4,478m)が見える。部屋に入ったときには,山の半分から上は雲に覆われており,威容は想像するだけであったが,夕食終了の9時頃に,山の全容が浮びあがってきた。初おめもじ。こういうときは,自然に‘ア−ッ’とか‘ウヒャ−ッ’とかが出るものである。 しかし,いつまで経っても薄明かりの夕空に薄黒く聳えるだけであった。 写真のペ−ジ:スイス・アルプス back index next |