スイス・アルプス紀行 U

ヴァリス:ザースー・フェー:2004年7月6日


 今朝は比較的好天。今日グリンデルワルトを発つというときに皮肉にも晴れるのは,前回と同じ。バスでヴァリスに向かう。途中の観光場所は,ザース・フェー。
 
谷間の街ザース・フェー
ザース・フェーは,ミシャベル山群から流れ出るフェー氷河の下にあるリゾート地。
U字谷間に収まった小さな街が左右・奥の山群に溶け込み,スイスの景観の美しさの見本のようなところである。雲の流れのために見え隠れはするが,光る氷河や頂き付近の雪の白さは,見事である。氷河の奥に主役をはるのは,アラリンホルン(4,027m)の雪の頂き。右手のミシャベル山群は,テーシュホルン(4,491m)とドム(4,545M)の一部までしか見えない。
ミシャベル山群の一角とフェー氷河
それも稜線だけが雲間にちらりと覗くだけ。
 ゴンドラと地下ケーブルカーを乗り継いでで行く先は,ミッテル・アラリン展望台(3,500m)。一時間に360度回転するという。昼食をとりながら移り行く景色を楽しんだ。
 帰途に,騒動を引き起こしてしまった。ここを離れる前にコーヒーを一杯!とカフェテリヤに入ったのだが,妻が椅子にレンズを置き忘れたのである。地下ケーブルからの乗換駅で,それに気がついた。妻と添乗員のKさんがそこから取って返し,皆(私も含めて)は下まで降りて待つことになった。二人が戻ってくる
アラリンホルン
まで,30分。バスの出発予定より15分遅れ。私はゴンドラの中で皆さんにお詫びし,待っているバスの運転手さんのところに息を切らせて走り,事情を説明して平謝り。団体の旅で皆にご迷惑をかけるようなことをしでかしたは,これが始めてである。皆さん,申し訳ありませんでした。
 
 街のバス・ターミナルの近くに,‘ねずみ返し’という形式の柱に立てられた小屋が,
右の小屋の土台が‘ねずみ見返し’ 
写真が小さくて見えない! スミマセン
何軒か建っている。‘ねずみ返し’とは,高床式の物置小屋の床とこれを支える柱の間に平たい石を挟んで,ねずみの侵入を防ぐものである。日本でもすでに弥生式住居に見られたというから,特に珍しい建てかたではなかろうが,古色豊かな小屋の雰囲気がいい。
 アラリンホルンの南西方向の向こう側に,今夜から3連泊をするリッフェルベルクがある。ザース谷を下り,マッタータールを上って,ツェルマット。そこからゴルナーグラート登山鉄道でリッフェルベルクへ。
 疲れがひどく胃の調子が悪い。夕食前,吐く。夕食は,スイス・ビールで流し込まなくては入らない。それでも数口のみ。

                 写真集スイス・アルプス U

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