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スイス・アルプス紀行 U
ベルニナ:雪のディアヴォレッツァとハイキング:2004年7月10日
今朝も雨。時折小降りになるが,文句の付けようがない悪天候のなか,ベルニナ特急で
歩き出せば,こんな天気!
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ディアヴォレッツァへ。この辺りに来ると一層強い雨と風。展望台(2,978m)に着いても眺望はゼロ。雨風で動きがとれない。雪も降り出す。なす術もなく下に降りたが,直後にゴンドラは運転中止。次の予定のハイキングの出発地・オスピッツォ・ベルニナに向かう電車を待つが,強風・雨の天候の回復の兆しはない。
私は思案した。
・・・・・このままの天候が続けば,素人集団のハイキングは無理である。
後ろの雪山は,ピッツ・パリュ(?)
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現地ガイドはついておらず,添乗員のKさんがコースを案内することになっているが,Kさんは,この状況をどういう風に捉えているのだろうか。このまま予定通りに動くか,ハイキングをやめるか,天候の好転に期待してしばらく動かずにいるか,行く・止めるを個々人が決定する等,選択肢はいくつかある。敢行して思わぬ事態が生じたらどうするのか(風邪を引いたも,その中に入るだろう)。皆の意見を聞いてみるべきではないか。予定を変更することによって生じる種々の損失(レストラン予約取消し,列車の指定席権利放棄など)対策は,リスク・マネジメントの一環として事前に考慮されている筈である。・・・・・
ハイキングコースの道案内ののひとつ。
真ん中赤線は,‘やや健脚向け’コース。
一般向けは,これが黄色。
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だが,Kさんには,逡巡している気配は全くない。私は,そのことを進言しようと考えた。周りを見渡すが,皆は,電車はまだこない,時刻が間違っていたのでは,などと予定から遅れた電車の到着を待つのに腐心の様子。ぐっと我慢して,進言を踏みとどまる。我慢は,ガイドの若者の件に続いて,これで二回目。
電車に乗って10数分。オスピッツォ・ベルニナにつく頃に急に空が明るくなり小雨。歩き始めると,青空すら出てきた。雪の中だったベルニナ・アルプスの一角も時々顔を出す。アルプ・グリュムまでのハイキングは,むしろ今までの雨中のそれに比較し,格段に快適であった。
アルプ・グリュム駅で
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だが私は,皆の意見を聞くという手続きがとられなかったこと,つまり,不測事態に対処するための決まりごと・手続き(マニュアル)が示されなかったことに,大きな不満を残したままである。このハイキングは,‘結果良し’だったに過ぎないから。
前回のディアヴォレッツァ展望台からの紺碧の空と白銀の景観は,全行程中の白眉であった。天候の違いがもたらす経験の違いの,なんという大きさだろう。
こういう気遣いをしてると,私の胃の調子はますます悪くなる。夕食は数口。よく体力はが続いているもんだ。もっとも今日のハイキングは殆ど下りの4.5kmで,体力消耗は無しか。
写真集スイス・アルプス U
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